群馬法律事務員労働組合
当組合は,現在,県内の法律事務所に勤める事務員15名で組織し,毎月一回程度の会議を開催し,日々の業務に対する意見交換を行っております。
組合設立からは既に30年が経過し,歴史だけはあるのですが,正直に申し上げると近年の活動は活発であるとは言えませんでした。
ただ,一昨年末,組合員が勤務する事務所において勤続29年の組合員が解雇され,かつ退職金がまったく支払われないという事態が生じたため,組合として当該事務所の弁護士に対し退職金の支払いを求める要望書の提出等を行いました。また,別の事務所においてもそこに勤める組合員が不当に解雇されるという問題が発生したため,当該事務所の弁護士に対し解雇の撤回を求める要望書を提出するとともに,直接団体交渉を行いました。
前者については,当該事務所の弁護士から法的機関に訴えてもらっても結構であるという趣旨の回答がなされたため,実際に申立も検討したのですが,最終的に本人がそれを望まなかったため,これを諦め,現在は今後同様の問題が発生しないよう,就業規則,給与規程及び退職給与規程の制定を求めて話し合いを続けております。後者については必ずしも満足の行くものではありませんでしたが,一定の成果(退職金の支払い)を得ることができました。
これらの相次ぐ労働問題の発生を受け,皮肉にも改めて労働組合のあり方,重要性について勉強させられることとなりました。
先に申し上げたとおり,当組合は歴史はありますが,組織としての脆弱さは否めません。このような組織であったからこそ,経営者である弁護士から上記のような不合理な対応をとられることとなってしまったのかもしれません。
今後は貴会のような全国組織と歩調を合わせながら,組合としての組織の強化に努めてまいりたいと思っております。
以上,簡単ではありますが,当組合の現状及び活動状況の説明及び加入に際してのご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 (群馬法律事務員労働組合 大河原律良)
全法労協だより第50号より(PDFファイル)